ひとの話を聴く

『精神科医が教える聴く技術』ちくま新書 を読んでみた


 「人は、言葉によって成長します」。そう語るのは精神科医でカウンセラーの育成・教育に携わる高橋和巳氏だ▼そこで重要になるのが、聴き手の姿勢。氏は、三つの上手な聴き方として「賛成して聴く」「黙って聴く」、そして「世界を代表して聴く」を挙げる。大げさに感じるかもしれないが、自分の気持ちや悩みを語る時、人は必ず相手を選んでいる。「その時、聴き手は話し手にとって、『世界を代表する人』として選ばれているのです」(『精神科医が教える聴く技術』ちくま新書)
どうせ聴かなければならない話ならこの気持ちで聴いていきたい。

そう、口は一つで耳は2つあるなんてよく言われる。他人の話を聞きなさい。なんてよく言われることだ。その聞き方。相槌をどう入れるか。どう共感して、引き出すか。わざとらしい感じがしてしまう。ツンデレタイプにクールに「うん」と入れてくれるだけ。首を縦に振るだけ。目を見ているだけ。笑い声の入れ方。メモをとる仕草。腕を組んだり、身を前に乗り出したり。
逆もある、あくびをしたり。携帯電話をいじったり。タブレットで検索するのはどっちかわからないけど。隣の人と話したり。言いかけた言葉を遮ったり。話題を変えたり。

話を聞くには忍耐も必要かもしれない。そんな努力をして自分はどうしたいのか、相手の満足のために話を聞くのか。 自分の話を聞いて欲しいために、人の話を聞くのかもしれない。

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